標準状態を保つ
恒温恒温室をオリジナル設計でご提案。
恒温恒湿とは、温度と湿度が一定に保たれている状態を指します。紙や金属、半導体素子など温湿度の条件により特性が変化する素材については、JISやISOなどにより一定条件下で試験を行う事が求められています。これを標準状態と言い、当社では標準状態を目的としたものを恒温恒湿室(標準試験室)と分類しています。
- 業界や設置用途により求められる様々な条件に対応
- 当社独自の設計でランニングコスト抑制を実現
- 工業/バイオ問わず多数の納入実績
※一定の温湿度状態を保つ空間を環境試験室・サーマルチャンバーと呼ぶこともあります。当社では、温度・湿度以外(電磁波や音)の条件も含めコントロールする設備を環境試験室と分類しています。環境試験室については、環境試験室設計・施工ページでご確認ください。
新規設置から納品後のアフターサービスまでお任せください。
恒温恒湿室の新規設置
恒温恒湿室設置をサポートします。お客様の業界やお取引先により、求められる基準は様々ですが、工業/バイオ問わず豊富な実績を持つ当社では、一般的に厳しいと言われる要件にも対応可能。オリジナル設計によりお客様の設置環境に合わせて無駄の無い最適な仕様をご提案します。
改修工事・レイアウト変更
改修やレイアウト変更においては、既存機器の再活用や今後想定される変更を見越した設計も、運用時の利便性においてもコスト面においても重要なポイントとなります。多くのプロジェクトをサポートしてきた私たちは、お客様のご状況に合わせてフレキシブルなご提案が可能です。
アフターサービス
恒温恒湿室で使用される機器は消耗品です。経年劣化は避けられません。一定の温度・湿度条件を維持するための定期的なメンテナンスを推奨しております。そのほか、突発的な不具合の対応や、運用される中でのご不明点のご相談など、納品後もお客様のパートナーとしてサポートいたします。
当社で施工する恒温恒湿室の特長
POINT
電気代・メンテナンス費用を抑えられる独自設計で、ランニングコスト削減が可能。
加湿器不要の独自仕様「散水露点飽和方式」 散水露点飽和方式では、冷却コイルで水を冷やし、エアワッシャで冷却と除湿を同時に行います。その後、所定の温度まで再加熱するため、加湿器が不要で電気設備容量が少なくて済みます。一方、一般的な直接膨張方式では、吸い込んだ空気を冷却コイルで冷却・除湿し、再加熱ヒーターで加熱してから加湿器で加湿します。この方式では、空気を再度加熱し加湿するため、電気設備容量が大きくなります。
一般的な恒温恒湿装置(直接膨張方式)では必ず加湿器が必要です。沸騰した水の成分が固体化し加湿器内部やヒーターに付着、結果として加湿器が使用できなくなる…というトラブルもよく耳にします。
当社が採用する散水露点飽和方式では、加湿器を使用しないため、加湿器のメンテナンス費用を削減することができます。
(※)エアワッシャは戦後間もないころまでは、空気の温湿度調整や空気清浄器や加湿器として利用されていました。最近では工場の大型外気処理装置や、排気処理用のスクラバーとして利用されています。
電気代シミュレーション
具体的にどのくらいのランニングコストの削減につながるのか、標準的な恒温恒湿室のモデルケースをもとシミュレーションを行いました。標準的な使用範囲において、電気料金が大幅に異なることをおわかりいただけると思います。(シミュレーションは当社比です)
恒温恒湿室 モデルケース
広さW5,000×D4,000×2,500(m/m)
熱負荷1kw以内
温度23℃±1℃
湿度50%±2%(RH)
人数50%±2%(RH)
運転時間8時間/日 運転 × 250日/年稼働
電気料金15円/kw (契約料金)
恒温恒湿室のオリジナル設計事例
当社の製作する恒温恒湿室は、お客様のご要望に合わせた完全オリジナル設計・オーダーメイドでの納品です。お客様のご要望を起点に逆算し、シンプルで無駄の無い、運用しやすい仕様でお届けすることが当社の基本スタンスです。以下に施工事例をご紹介します。
恒温恒湿室による課題解決事例
納入実績
国内
- 株式会社 アサカ理研 いわき工場
- 朝日インテックス株式会社
- アルケア 株式会社
- アルパイン 株式会社
- 株式会社 池田理化
- 出光興産 株式会社
- NKKスイッチズ 株式会社
- 株式会社 エンプラス
- 株式会社 大林組
- 株式会社 オキサイド
- オムロン 株式会社
- カイハラ産業 株式会社
- 九州段ボール 株式会社
- 共栄エンジニアリング株式会社
- 京セラオプティック 株式会社
- 株式会社 クボタ
- コニカ・ミノルタテクノロジー 株式会社
- サンアロマー 株式会社
- ZACROS CO,ltd
- 島津サイエンス東日本 株式会社
- 新日本製鐵 株式会社
- 株式会社 住田光学ガラス
- 大日製紙 株式会社
- デュポン 株式会社
- 株式会社 東京ダイヤモンド工具製作所
- 東洋インキ 株式会社
- 株式会社 栃木ニコン
- 株式会社 ニコン
- 株式会社 ニコン
- ニチバンプリント 株式会社
- 日本国土開発 株式会社
- 日本車両製造 株式会社
- パナソニック 株式会社
- 日立電線 株式会社
- 株式会社 ブリヂストン
- 古河電気工業 株式会社
- マグネデザイン 株式会社
- 松研薬品工業 株式会社
- 三菱電機 株式会社
- 雪印種苗 株式会社 他、多数
国内機関
- 国立大学法人 東京大学(本郷/駒場キャンパス)
- 大学共同利用機関法人
自然科学研究機構 国立天文台 - 国立天文台 水沢 VERA観測所
- 岐阜県産業技術総合センター 他、多数
海外
- ENDO Lightning CORP. (THILAND)
- Institut Pasteur d’ Ho-Chi-Minh-Ville(VIETNAM)
- Mahidol University Faculty of Tropical Medicine (THILAND) 他、多数
環境エンジニアリングの特長
POINT 01
技術的知識のある専属担当者が
窓口となるため「スムーズ」。
不良率改善、効率化、コストの見直しなど、導入で解決したい課題はお客様ごとに異なります。課題・ご要望をヒアリングし、設計や製造現場に伝えるのが一般的な営業担当の役割ですが、当社の営業担当は設計や製造の知識も有しているため、ご相談やご質問に幅広く対応できます。技術的な知見を持つ担当者が直接お客様とやり取りすることでスムーズな進行とスピード感を評価いただいております。
POINT 02
設計も製造も内製化し密に連携
柔軟でスピーディな対応。
営業、設計、製造のフローをワンストップ化しております。営業担当と設計・製造担当者は日々、ベストな仕様と円滑な製造進行のために密にコミュニケーションを取ります。また、製造担当者が現地施工のためにお客様先に出向くこともあれば、営業担当が製造サポートをすることもあります。多能工が多い当社だからこそ実現できる、小回りの効く対応力や柔軟性を評価いただいております。
ご相談から納品までの流れ
恒温恒湿室の設置をお考えのお客様は、お問い合わせフォームよりご相談ください。
お問い合わせ後、納品までの一般的な流れをご案内いたします。
ヒアリング・調査
専属担当者がヒアリングを行い、ご要望を実現するための要件を整理します。必要に応じて現地調査も行います。
お見積り・ご提案
お見積り書と仕様書を提出します。カタログ品ではなく、ご要望に基づいたオリジナル仕様でご提案。
設計・製造
設計から製造まで自社工場で内製化しています。使用する機器の製造と組み立てを行います。
納入・施工
設計段階で設置場所の制約を確認し、設置環境に適した方法で、スムーズかつ安全に納品します。
お引き渡し・納品
性能を満たしているか、専用機器で検査します。運用方法を説明し、お引き渡し・納品します。
よくあるご質問
オーダーメイドだと、費用が高くなりますか?
「特注費・カスタマイズ費」が追加でかかることはございません。
当社は既成品販売は行っておらず、オリジナル設計・オーダーメイド製造です。そのため、そもそも「特注費、カスタマイズ費」というような名目で追加費用が発生することはございません。
既成品・オーダーメイドの双方のメリット/デメリットをふまえて、お求めになる条件等の視点で考える必要がございます。 費用の考え方についてはこちらのページよりご確認ください。
対応可能な業界を教えてください
業界問わずサポートさせていただきます。
工業分野のインダストリアルクリーンルーム、バイオ分野のバイオロジカルクリーンルームの両分野に対応しており、業界を限定せず、あらゆるご相談に対応しています。
業界ごとの情報はこちらよりご確認ください。
他メーカーのメンテナンスや改造は可能ですか?
他社製品や他社様の施工設備であっても、改修やメンテナンスのサポートをさせていただきます。
※当社製品ではない場合、仕様や状態によってはご期待に添えない場合もございます。
まずはお力になれる方法を考えさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
見積もり依頼には費用が発生しますか?
見積もりは無料で提示いたします。
条件などの情報が無いと、ご検討の材料にしていただける見積もりを提示できない場合がございます。
費用の考え方についてはこちらで解説しておりますので、ご相談前にぜひご一読ください。